MS-IMEのバグ?

多分私の読み違いなんかじゃないと思う。

nlog(n) さんの 昨年 10月 24日付の記事によると、この不具合は MS-IME のユーザー辞書ファイルの最大サイズが 64KB に設定されているためで、いわば 「仕様」 なんだそうだ。

2008-02-14

とあるのでnlog(n) さんの 昨年 10月 24日付の記事をみてみたところ、

調べてみると,これは既知の問題らしい。以下は,Microsoft Word 2002 Standard Edtion に関する記述だが,ユーザ辞書は MS-IME2002 であるから,辞書だけ使う場合でも同じである。

nlog(n): MS IME に登録した単語がごっそり消えた

とある。
違う違う。
MSの資料を引用しときながら引用元も示してくれてないので検索してみたところ、というドキュメントが見つかった。これを読む限り、この問題で言うところのユーザ辞書は

  • C:\Documents and Settings\[User Name]\Application Data\Microsoft\Proof\

にある.dicファイルだ。私の環境では「CUSTOM.DIC」となっていた。64キロバイトのサイズ制限にかかるのはコチラのファイルであり、MS-IMEで辞書登録した結果が保存されるユーザ辞書、

  • C:\Documents and Settings\[User Name]\Application Data\Microsoft\IMJP8_1\imjp81u.dic

とは別物である。
私は水滸伝辞書なんてのをインポートしているせいで、MS-IMEのユーザ辞書は928KBなんていうサイズになっているが、この現象にあったことが一度もない。恐らくMS-Officeの文書校正機能を滅多に使わないからだ。現に先述した「CUSTOM.DIC」はサイズ420バイトである。
もちろんバグはバグなのだが、「MS-IMEの」ではなく、MSの言うとおり「Word 2002の」バグだろう。つまり回避策は、「Word(で文書校正機能)を使わないこと」だと思う。あるいは、僕の環境で言うところのCUSTOM.DICを定期的にチェックするか、だ。
ちなみにCUSTOM.DICはただのテキストファイルなので、メモ帳でも簡単に編集できるが、imjp81u.dicはバイナリファイルであり、メモ帳なんかで開いて(開くだけならともかく)編集なんかしたりしたら、やっぱりぶっ壊れると思うので注意。

追記

MSのドキュメントの再現手順を何度も追試してるのだが、どうしても再現しない。やっぱり俺の勘違いなんだろうか。よく分からない。
というかこれもう修正されてるのかもしれないなぁ。MS UpdateとかOffice Updateとかしてみたらどうでしょう?

さらに追記(2008/02/15)

引用元については、リンクを追加していただけたようですので、本文修正。