そらみみ

タモリ倶楽部の「空耳アワー」の前に「笑福亭鶴光オールナイトニッポン」の「この歌はこんな風に聞こえる」というコーナーがあったことは有名な話ですが、マイケル・ジャクソンの曲で「♪デュラン・デュランだ、石投げて逃げ〜ろ」と聞こえる歌があって、深夜にラジオを聞いていて爆笑したのは俺が中学生の頃の話。

なんだかんだ言いながら結構買ってたりするんですが、今週のバンチ番外地 ( 要するにお便りコーナー ) にこんな一文が。

エンジェル・ハート」ショックでした。まさか香が…。正直こんな展開になるなら連載が始まらないで欲しかったとさえ思います。でも一度本にのってしまえば、それが現実なんですよね。( 以下省略 )

現実ってあーた、25 にもなって……。そもそも虚構なんですけど。

ところで、本が売れてないそうです。数字で見てもそれは確かなようなんですが、小さい、町の本屋さんがどんどんつぶれていっているそうです。本は売れないのに、出版点数だけはやたら多い。小さい書店は売り場面積が限られているので、どうしても売れ線の本を中心に店頭に置く。でも結局巨大書店にはかなわないので売れない。弱小書店つぶれる。って言う図式だと私の読んだ文では分析していました。

生憎書店関係者の知り合いもいないもので、この図式が本当かどうか分からないのですが、もしも本当だとしたら、当たり前の話ですよね。凄く売れ線の本しかない小書店と、凄く売れ線の本とちょっと売れ線の本と両方置いている大書店だったら、大書店に行きますもの。そもそも、本を読む人が少ない今、それでもベストセラーになるような本は、普段読まない人が買うからベストセラーになるんです。んで、そういう人が買うのは大書店なので、小書店が売れ線の本置いててもしょうがないわけ。

小書店は、本好きな人とか、あるいはマニアな人間を相手に商売すればいいんですよ。実際自宅の近所に、そういう書店があります。10 坪もないような小さな書店ですが、なんというかアンダーグラウンド系とでも分類するような本の品揃えが異様にいい書店。大書店に行っても売ってはいるんでしょうが、売り場が狭いからここで探した方が効率がいい。んな訳だから私なんかは、その手の本が欲しい時は、まずその書店に行きますし。

小さいなら小さいなりの、商売しなきゃ。なんて偉そうに言ってるけど、私は経営者として商売などしたことがない人間なので鵜呑みにしないように。