非国民

世間はワールドカップ、ワールドカップとうるさいくらいですが、見てないですねぇ、全然。現時点で、ですけど3分くらいじゃないかな、映像で見たのって。しかもその3分に日本代表のゴールシーンは含まれてないです。別にまったく興味ないとか、応援する気はこれっぽっちもないとか言うつもりはなくて、日本が勝ったと聞けばそれなりに嬉しいですし、勝って欲しいとも思ってるんですけどね。でも、大して見たいと思いません。冗談抜きで1次リーグは1勝2敗で終わると思ってたんで、今現在の成績は予想外もいいところです。実はこんな私も16年前の大会は、毎晩NHKで放送していたのを見続けて、学校に遅刻したこともあったりします。
というような話をすると、ほとんどの人が「非国民」呼ばわりしてくださいます。正直に言うと、そう言われるのを楽しんでいるような部分も決して否定できませんけど。冬季五輪を5時に起きて観戦するような人が何故?とか思うような熱心な読者もそうそういないでしょうが、我ながらなんでかなぁ、と思わなくもないのでちょっとまじめに考えてみました。
あんまり面白い答えを期待されても困るんですが、結論としてはマイナースポーツが好きなんですよ、私。16年前はサッカーといえどもマスコミ的には十分にマイナースポーツでしたから学校サボってでも見る価値があったんですけど。海外の1流選手のプレーなんて、三菱ダイヤモンドサッカーでしか見られなかった時代にワールドカップをテレビで見られるってのは大変なことだったんですよ。今はサッカーなんぞいつでも見られるじゃないか、と思っちゃったりするわけで。
冬季五輪の話に戻りますが、「カーリングなんて地味だし面白くない」などと言っている奴がいまして、カーリングなんてオリンピックでもなきゃじっくり見られる機会はそうそうないのに、勿体ないなぁとか思ってました。ま、思ってただけじゃなくて、そいつには実際にそう言いましたが、どうも分かってはもらえなかったようで、非常に残念な思いをしたものです。
カーリングだけじゃなくてカバディだの、セパタクローだの、スケルトンだの、そういうマイナースポーツって、オリンピックでもないと見る機会がないんですよね。特にテレビでは。じっくり見てみると結構面白いんですけどね。実況とか解説もルールやセオリーみたいなものも、割と事細かに教えてくれるんで、見る前は全然知らない競技でも、そこそこ知った気になれるし。
まぁ、でもとりあえず「頑張れニッポン」で締めておこう。非国民として。