漫画の話

藤田和日郎って時々とんでもないものを書くよな。と、今週号の「からくりサーカス」を読んで思った。カラーページの効果を抜きにしても今週号は必見です。それはともかくとして 1 枚だけ差し込みカラーはそろそろ定番化してきましたね。一番最初にやったのが何だかは知りませんが、私が最初に見たのは「修羅の刻」でして、あれを月刊マガジンで初めて見た時は震えが来た(かなりウソ)ものですが、それ以降ごくたまに見かけるようになりました。もっとも、たまにしかないから演出効果も大きいわけですが。
そもそも、希少価値を狙ってというよりもコストがかかるなんてのがなかなかお目にかかれない要因でしょうか。実は、最大の要素はスケジューリングの方かもしれないなぁ。それを考えると、週刊誌でやってのけた、少年サンデー & 藤田和日郎はかなりすごいのかもしれん。
話変わって週刊少年マガジン(以下マガジン)についてですが、私はマガジンは定期購読はしておりませんで、もっぱら立ち読みのみです。で、立ち読みしてまで読むのは、「一歩」と「Dreams」くらいです。それでも時々、大体2、3ヶ月に1回くらいは買って読むこともあるのですが、パラパラめくってると、背景に余計なことぐしゃぐしゃ描いてるなぁ、という印象を受けます。というか、Get BackersとかKYOとかいう作品を眺めていて思ったことなんですが。描き込みの量とかいうと、一時期の村上もとかなんか、かなり凄いけど別にうるさくは感じたことがないです。この 2 作品、マガジンにおける扱いを見る限り、そこそこ人気あるように見えるんですが、筋は面白いんでしょうね、きっと。読んでみようとは思いませんが。
マガジンといえばあの脳みそなんとかっていう奴。なんでまだ続いてんのかな?誰かあれで笑える奴いるの?笑いの感覚なんてのは人それぞれなんで、あんまり触れないほうがいいと思うんだけど、万人にとって笑えない漫画だろ、あれ。それともおかしいのは俺?
最後になりますが、「聖 さとし」が次回で終わりです。原作ものでもあるわけで、だらだら引き延ばすのは却ってよくないことなのは承知していますが、それでも終わってしまうのは残念です。やっぱりコミックス揃えよう。