TOG

異常に紹介率が高いこのスレですが、面白いんだもん。それにしてもカチュアの身勝手さは一体どうなんだ。

173 :水先案名無い人:2006/08/14(月) 18:30:03 ID:fKEH9rPS0
デニム
「姉さんッ!待って、姉さんッ!

カチュア
「私に何か用かしら? 孝行息子さん。

デニム
「…まだ、怒っているのかい?

カチュア
「……用がないなら、行くわよ。

デニム
「父さんの墓参りに行かないって、本気なのかい?

カチュア
「…そうよ。本気よ。あなただけで墓参りに行けばいいわ。デニム

デニム
「姉さんは勝手すぎるよ。自分のことだけ考えるのはやめてよ。

カチュア
「勝手なのはどっちよッ。私の気も知らないでッ!!

デニム
「ね、姉さん……。

カチュア
「…この暑いのに外へ出るのはイヤなのよ。

174 :水先案名無い人:2006/08/14(月) 18:33:52 ID:fKEH9rPS0
デニム
「父さんの墓を掃除するんじゃなかったの?そのあと仏壇のお供え物をいただくんだろ?

カチュア
「…もう胃袋に入ってしまった食べ物なんてどうでもいいわ。

デニム
「え???

カチュア
「あのお供え物はもう残っていないの。私のおなかの中なのよ…。

デニム
「そ、そんな…、ウソだッ!あれだけの果物や饅頭が残ってないなんて!

カチュア
「ウソじゃないわ。さっき、小腹がすいたので食べてしまったのよ。
「仏壇にお供え物はないのよ!
 この家の中で、残された…お供え物と呼べるのはキュウリの馬とナスの牛だけ!

デニム
「どうしてッ? そんな話を今頃になって、どうして僕に!?

カチュア
「…あなたが昼食を作ってくれないからよ。

175 :水先案名無い人:2006/08/14(月) 18:37:11 ID:fKEH9rPS0
デニム
「作ってない? 僕はいつも姉さんのソーメンをゆでているじゃないか! これからだって!

カチュア
「ウソよッ! あなたは私より墓参りを選んだわッ!
「自分の理想を実現させるためならあなたは私を見捨てることができる、
 私の昼食のことを忘れることができる…!

デニム
「ね、姉さん……。

カチュア
「たった二人きりの姉弟なのにッ!!

デニム
「姉さんッ!