系譜

「系譜」という言葉を辞書に問うてみると、

(1)血縁関係を順次記した図・記録。系図。譜系。
(2)芸術・学問などで、師弟関係などのつながり。

と、こう言われる。そこでこの記事である。

放送関係者の間では、「高峰秀子中村メイコ松島トモ子杉田かおる、中島朋子、小林綾子…といった名子役出身者の系譜に続く」「10年に1人の逸材」といった声も聞かれ、これからが楽しみだ。

ある程度の拡大解釈は許されてもいいとは思うので、血縁でも師弟でもないじゃないか、などと言うつもりもないのだが、このラインナップに「系譜」という言葉を用いるというのはどうだろうか。松島トモ子以前の3人の子役時代については残念ながら見たことはないのでなんとも言いようがないが、後ろ3人を並べてみたことろで「連なっている」あるいは「続いている」感が僕には全く感じられない。
まぁ、この記事の最も重要な部分がどこにあるかというと、「しだみらいのあかるいみらい」という駄洒落未満の見出し部分、要するに「未来の未来」って言いたかっただけ、であることは明白なので、これ以上つっこむのはやめておこう。