楊令伝 四

楊令伝 4 雷霆の章

楊令伝 4 雷霆の章

水滸伝といえばこちらもまもなく発売である。とりあえず予約しといた*1
この4巻までに描かれている人物の中で、方臘という人物がいるのですが、こいつがあまりにも魅力的?に描かれているもので、ここまで子午山を訪った時を除けばほとんど人間味を見せていない、主人公の楊令は霞んでしまっている。意図的にそうしているのでしょうけれども。人間としての魅力に関する描写もほとんどないもので、彼以外の梁山泊の面々が何ゆえ彼以外に頭領はいない、と認めているのかが今ひとつ納得できない。能力的には相も変らぬ完璧超人ぶりが描かれているものの、頭領ってデキる奴ならいいってもんじゃないでしょ。あるいは宋江が後を託したからっつって全員がそれを認めるようなそういう組織でもないはずだし。なんてことを考えながらこの4巻が届く前にもう一度1巻から読み返してみようかな。何か見落としているのかもしれない。

*1:掲載誌も全部まだ持ってるんですけどね