猿蟹の賦

先日「項羽と劉邦*1を読んだのですが、その直後にホントに偶然で「清水義範本人の愛好本―自選傑作集」を読みましてそこに収録されている「猿蟹の賦」*2という短編を読んだら異様に可笑しかった。
この小説、単体で読んでも十分に面白いのですが、中身は猿蟹合戦を司馬遼太郎文体で書いたパスティーシュってやつなので、併せて読むと面白さ5倍増くらいになります。清水パスティーシュ楽しむためにネタ元読むっての本末転倒というかおかしな話なんですが、お暇な時にでもどうぞ。

*1:上巻:ISBN:4101152314、中巻:ISBN:4101152322、下巻:ISBN:4101152330

*2:蕎麦ときしめん (講談社文庫)」にも、収録されてます。ま、「にも」というか元々こっちの方が先ですが